こんにちは、けしもちです。
このシリーズでは、英国メディアBBCの記事を使って、生きた英語を学んでいきます。
毎回、難易度別に3つの単語や表現をピックアップして、記事中ではどのように使われているのか?や、その他にどんな使い方があるのか?等をご紹介します。
今回使うのはこちらの記事です。
Baiae: a roman settlement at the bottom of the sea
バイア(イタリアの町):海底のローマ人居住地
そして、今回ピックアップしたのはこちら!
- Notoriety
- Evacuate
- Reprimand
Notoriety
名詞:悪名、悪評
発音:nòutəráiəti
The word in the article
記事ではこのように使われていました。
Campi Flegrei commands less notoriety than Mt Vesuvius, just 30km to the west.
けしもち訳:フレグレイ平野はヴェスヴィオ山よりも悪名は高くなく、西にわずか30 km行ったところにあります。
- ここで使われている”command”は「~に値する」という意
- Mt Vesuviusはイタリアのナポリ付近にある火山
- Campi Flegreiはイタリアのナポリ西部にあるカルデラ
ポイント
発音は、「ノウトライエティ」で、アクセントは”ライ”のところにきます。
「notorious」という形容詞はよく聞くかと思います。意味はこちらも似たような「悪名高い、(悪い意味で)有名な」です。
同じように「notoriously」は副詞で「悪名高く、(悪い意味で)有名で」です。
つまり、notor…(ノウト…)は「なんか悪いやつやなあ」というイメージを持ちましょう。
Example
Previously, an outbreak at the Cedar Meats abattoir had the notoriety of being the state’s largest coronavirus outbreak, with 111 people infected.
引用:Gazette News
⇒以前は、Cedar Meatsの食肉処理場でのアウトブレイクは、111人が感染した州で最大の新型コロナウィルス感染症アウトブレイクであるという悪名がありました。
After a couple gained notoriety for taking up arms to defend their home in St Louis from protesters who broke into the private property, hundreds returned to the scene this past weekend, vowing that the couple shouldn’t be allowed to live in peace. https://t.co/TyUoDwVeE4
— Paul Joseph Watson (@PrisonPlanet) July 6, 2020
「カップルが私有地に侵入した抗議者からセントルイスにある自分たちの家を守るために武器を手に取ったことで有名になってしまった後、この週末に数百人がそこに戻り、お前らは平和には暮らせないぞと声を上げた。」
Evacuate
動詞:避難する、立ち退く、撤退する、排せつする
発音:ivǽkjuèit
The word in the article
記事ではこのように使われていました。
Close monitoring means an eruption can be predicted months in advance. With enough warning, the hope is that the metropolitan area can be safely evacuated.
けしもち訳:詳細なモニタリングは、噴火を数ヶ月前に予測できることを意味します。 十分な警告さえあれば、都市部の人々は安全に避難できる、ということが希望になります。
- “close”は「綿密な、密接な」という意味で”close contact”「濃厚接触」などでも使われます。
- “in advance”は「前もって、事前に」という意味で、メールなどで何か頼み事や依頼をするときの文末で、”Thank you in advance”「先にお礼を言っておきます」と使います。
ポイント
最近の災害多発に伴い、よく聞かれる言葉になりました。
- evacuation centerは避難所
- evacueeは避難者
という具合に、関連する用語も良く使われます。
自治体の多言語案内、マップなどにも載っていますので確認してみてください。
Example
As part of Turkey’s efforts to evacuate its nationals from abroad amid the coronavirus pandemic, as many as 1,765 Turkish citizens were brought back to the country over the past 24 hours, a Turkish official said Saturday.
引用:ANADOLU AGENCY
⇒トルコの当局者は、コロナウイルスのパンデミックの中で、国民を海外から避難させるための努力の一環として、過去24時間に1,765人ものトルコ市民がトルコに帰還したと、土曜日に発表した。
To be honest, apart from missing family, it’s hard to feel sorry for professional footy players having to evacuate Melb to go to Noosa right now.
— Dave Hughes (@DHughesy) July 6, 2020
「正直なところ、家族と離れることは別として、今この時にメルボルンからヌーサに避難するプロのサッカー選手に同情はできない。 」
Reprimand
動詞:叱責する、厳しく叱る、懲戒する
名詞:叱責、懲戒
発音:réprəm`ænd
The word in the article
記事ではこのように使われていました。
Horace’s reprimands aside, the effect would have been magnificent.
けしもち訳:ホラチウスの叱責はさておき、効果は素晴らしいものだったでしょう。
“aside”は「~はさておき、別として、横に置いておいて」などで使われます。
ポイント
叱責する、叱る、激しく批判する、怒る、非難するなどの単語はとても種類が多く、しかも記事などの文章にも頻繁に出てきます。
ただし、それらの言葉の中には意味的に叱責されるより、(親に)られる的な意味のものも含まれるので、使い分けないと結構恥ずかしいです。
例えば、”Scold”は親が子供を叱るときに使われる単語です。
“Reprimand”はその中で言うと、”公に”責するという意味で、叱責レベルで言うと中くらいでしょう。
”for”がつくと、叱責の原因を述べることができます。
例えば、
I was reprimanded for my lateness by my boss.
「遅刻で上司に叱責された」
Example
This letter will serve as an official letter of reprimand and confirms our recent discussion of the February 26, 2008 incident.
引用:UCONN
⇒この書簡は、正式な叱責(懲戒)文書であり、2008年2月26日の出来事についての最近の議論を確認するものです。
At my first week at my only corporate job I’ve ever had
I included in an email to my boss regarding restructuring a spreadsheet
“So what you want me to do with the rest of this crap”
He reprimanded me for using the word
It was at this very moment I knew
— SangLucci™ (@sanglucci) July 14, 2020
「今までで唯一した会社勤めの最初の週に、上司へのメールで、スプレッドシートの再構築について『で、このガラクタの残りをどうしろと言うんだ?』て書いたら、言葉の使い方で叱責されたよ。まさにその時、思い知ったね。」