こんにちは、けしもちです。
このシリーズでは、英国メディアBBCの記事を使って、生きた英語を学んでいきます。
毎回、難易度別に3つの単語や表現をピックアップして、記事中ではどのように使われているのか?や、その他にどんな使い方があるのか?等をご紹介します。
今回使うのはこちらの記事です!
Covid protests widen in China after Urumqi fire
「ウルムチでの火災を受け、中国で新型コロナの抗議運動が拡大」
※日本語のタイトルをクリックすると記事に飛べます🛫
今回の記事のサマリー(概要)
新型コロナ感染症に対して、いまだに非常に厳しい外出規制を強いている中国政府ですが、死者10名にものぼるウルムチ市で起きた火災に対して、(なんと!)上海で大規模な抗議活動が起きており、それが拡大化しているようです。
この火災での死亡の原因にはいわゆる”ロックダウン”が影響しているとみている人もおり、外出規制で苦しい生活を強いられている人々の心に火をつけた模様。
中国では異例中の異例とも言える”習近平(シージンピン)辞めろ!”の声もかなり聞こえるとか。
このような大規模な政府批判のデモを目の当たりにしている中国人自身がかなり驚きを隠せいないようですね。
当然ながら対抗する警察組織による暴力的な制圧も・・・。怖いよ、マジで。
ピックアップ① bundle
ポイント
名詞だと”束”とか”かたまり”っていう意味があるんですけど、どこかで聞いたことないですか?
バンドル。
格安SIMを使ったことがある人はピンときたかもしれません。そうです、あのバンドルです。
具体的には、毎月使える一定容量のデータ=バンドルクーポンのことですね。
定額のデータ通信を”束”とか”かたまり”として捉えている感じでしょうか。
海外でもSIMを購入して使うことがあるのですが、あちらでもBundleといいますね。
ちなみに、upと一緒に使うと、(身を包んで)暖かくしてね、ってことです。
Word in the article
記事の中ではこのように使われていました
The BBC has seen at least three people being bundled into police cars.
意味はこんな感じ
ちょっと一言
記事では受動態として使われおり、さらに”into”に繋げることで、「〜に投げ込まれる」感じを出しています。
使う前置詞はことなりますが、off,out,awayなどと一緒に使うと、「さっと立ち去る」的な意味もあるようです。
感覚的には、バンドルクーポンの「束」のイメージに、拘束され、パトカーに投げ込まれ、連れ去られた・・・というイメージを付け足した感じですかね。
Word in the Tweets
UGA FANS… heading to Starkville this weekend? It’s going to be COLD. Plan on windy conditions Saturday with temps hovering in the mid 40s through the day, falling into the mid 30s through the game. Bundle up! pic.twitter.com/28u6r0uzVD
— Ella Dorsey (@Ella__Dorsey) November 11, 2022
ピックアップ② censorship
ポイント
censorだと「検閲する」という動詞にもなりますが、ーshipをつけると名詞化します。
他のーshipといえば、citizenship「市民権、公民権」とかcraftsmanship「職人技」とかもありますね。
感知器という意味でのsensorとはスペルが違いますが、個人的には検閲も感知機もどちらも何かを調べて感知するということにつながる気がするの覚えやすかったです。
BBCなどで検閲の話が出やすいのは、政治、軍、軍隊、戦争、共産主義、歴史、中国、北朝鮮などが話題の時が多いかな、というイメージですね。
Word in the article
記事の中ではこのように使われていました
The group held up blank sheets of paper – an act which has become a symbol of defiance against Chinese censorship – and were filmed chanting songs in support of freedom and democracy.
意味はこんな感じ
ちょっと一言
記事では”Chinese censorship”と、もはや一つの名詞のように扱われていますね。Japanese car=日本車的な。
まあ、それだけ中国の検閲は世界的にも有名ですし、大多数の中国国民もネットやSNSは自由に閲覧することができないのは承知の上でしょう。
そうは言っても、国境という国境、国家間の移動が容易になったこんな時代に、自国内だけ情報統制して、なんぼ検閲したって一緒だと思いますけどねw
記事に出てくる”blank sheet”という何も書かれていない白い紙、シートは、中国での検閲に対する無言の抗議を示すものとして認識されているようです。
あと、歌を唄うことを”sing”ではなく、”chant”で表現していることで、グループの一体感が文から伝わってきますね。
最近は日本でも「チャント」として日本語化されてきてるようで、サッカーの応援などで応援団が叫んでるやつをそう呼んでいるのを聞いたことがあります。
Word in the Tweets
I know you’ve got a lot on your plate, but by tragic necessity you are the only one who can defeat the immense constellation of forces of repression, intolerance and censorship. You are the true antifascist in this fight https://t.co/cI1BcnJ2rM
— Dinesh D’Souza (@DineshDSouza) November 26, 2022
ピックアップ③ accelerate
ポイント
最近はスタートアップベンチャーやユニコーン企業などの話題も多いですし、新しい資本主義?もこういうことに注目しているのかな〜なんておもうけしもちです。
さて、そのスタートアップよりさらに具体化されていない種のような存在を”シード”などと呼んだりもするわけで、そんな種を育てたり大きくしていく補助的な役割を担うものを、”accelerator”とか言ったりします。
将来性のある事業、活動、商品、サービスなどを加速させ、促進させていくんですね。
儲かりそうな匂いがプンプンしますw
もちろんお察しの通り、車のアクセルも”accelerator”です。
Word in the article
記事の中ではこのように使われていました
The protests are the latest in an accelerating series of demonstrations against China’s zero-Covid measures which have also become increasingly bolder in criticism of the government and President Xi.
意味はこんな感じ
ちょっと一言
ちょっと前の中国では、in publicで政府や現職の国家主席を批判するなんてことは想像できませんでした。
まあ、ゼロコロナに固執する中国政府の対策は、ちょっと現実的にはおかしなことになってきていて、ロックダウンは地獄以外の何者でもないでしょう。
そこにきてこの悲劇は、市民の溜まりたまった鬱憤を刺激するにはうってつけの機会になりました。
しかし、あまり調子に乗っているとあの香港のように、全ては無かったことにされるリアル怖い話にされてしまいますよ。
怖。
Word in the Tweets
Happy Thanksgiving!
Thanks to the Tesla team, owners and fans for helping us accelerate the world’s transition to sustainable energy 🌎❤️
— Tesla (@Tesla) November 24, 2022
ソラミレ!では、この他にも英語学習や英語教育に役立つ情報が満載です!
是非、いろいろな記事を読んでご自身の英語力向上やモチベーションアップに役立ててくださいね♪
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