こんにちは、けしもちです。
英検の合格発表があったようで、多くの方が1次試験を突破されました。
おめでとうございます!
さあ、次は2次試験(面接)ですね。
みなさんすでに2次試験の勉強を始めていると思います。
過去に出された2次試験のトピックをもとに、今回はこんなトピックが出るのではないかと分析&予想して、各自が準備していることでしょう。
しかし、トピックの種類が多くて悩んでしまうのはもちろんこと、たとえ絞り込めたとしても、当日出題されたトピックの内容が自分が準備したものと微妙に違うと、途端に焦ってしまって頭が真っ白・・・という人もいるかと思います。
私の場合は、単純に面倒臭がりなので、色々なトピックに対していくつも答えを用意しておく準備自体が嫌でたまりませんでした。
「そんなに準備しても覚えきれないしな・・・どんなトピックが出題されても対応できるコツってないかな~」
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それ、あります!!
ということで今回は、
英検の2次試験で使える最強のコツをお伝えします!
この方法で準備をすれば、英検の全ての級で通用しますよ。
※もちろん、その方法を使って私も無事に英検1級の2次試験を1発合格しました。
自分の得意フィールドを決めよう!
思い出してください。
「スピーキングが苦手だな~」という人でも、
「おお!私結構しゃべれるやん!!」ってなったことないですか?
それはおそらく、自分の興味や関心がある話題について話していた時だったのではないでしょうか。
実はこれ、日本語でも一緒です。
自分が好きな話題ならスラスラ話せるし、ちょっと難しいことを言われてもわかります。
ここまで英検を勉強されてきた人であれば、自分の得意・不得意なジャンルが見えてきていることでしょう。
だったら、英検の面接でもぜひ自分の得意フィールド/分野で勝負をしましょう!
ということで、まずは自分の得意フィールド/分野を決めることから始めます。
例えば、私が決めた自分の得意フィールド/分野はこちらです。
- 多様性
- 人道支援
- SDGs(Sustainable Development Goals)
- 環境
- 防災
- 教育
この分野であれば、誰とでもいくらでも話せます!というものです。
英語の4技能(読み・聞く・話す・書く)でも、この分野なら他のジャンルやトピックよりもずっと理解が深いし、自分の意見も出しやすいです。
ということで、みなさんも、日本語でいいので、この分野であればいくらでも話せるし、意見も言える!というフィールド/分野を決めてください。
変幻自在のキラースピーチを準備しよう
決定した自分の得意フィールド/分野の中から、特に汎用性があり、他のトピックスやジャンルとつなげやすいものを3つ選びます。
私の場合は次の3つに絞りました。
- 多様性
- 教育
- SDGs
過去の英検2次試験で出たトピックを分析して、この3つであればどれが出てもつなげることができると思ったからです。
特に皆さんにもおすすめしたいのが、多様性とSDGsです。
ハッキリ言って、この2つは最強のテーマです。ほとんどすべてのトピックをこの話題につなげることができます。
次に、選んだ3つを使ってキラースピーチを考えます。
ここでは本番でどんなトピックが出るかとか、どうやってつなげるかは考えなくてよいです。
とにかく、色々な記事や文章、文献などを参考にして、自分なりに最高に練られた渾身のスピーチを3本用意するだけです。
各スピーチは、100 Words以下で十分です。
参考までに私の準備したスピーチを一つ載せておきます。
Diversity is a key point. In my opinion, in order to progress, flourish and sustain our society, we always think and care about the minorities and vulnabilities in our society. For example, children, elderly, pregnant women, disables, ethnic and gender minorities, people suffering serious diseases, these people need some support. We need to support them. Then, we can gain various ideas, thoughts, opinions and methods from the diversified society. They can change and develop science, culture and politics. So we can achieve an inclusive society. And that is the Social inclusion.
とてもシンプルで短い文で構成していますし、少々抜けても(当日ど忘れしても)リカバリーできるような内容にしています。
「これがどうして変幻自在のキラースピーチになるの?」という疑問があると思いますが、それは次の練習をすれば可能になります。
どんなトピックでもキラースピーチにつなげられる練習をしよう!
自分の得意フィールド/分野を決めて、キラースピーチを準備したらあとは簡単です。
どんなトピックが出題されても、キラースピーチそして自分の得意フィールド/分野につなげられる練習をします。
具体的な方法を説明します。
- 過去数回の英検2次試験で出たトピックをネットで拾う
- トピックと得意フィールド/分野を連想ゲームでつなげて文字にしてみる
- 超シンプルに英訳してみる
過去数回の英検2次試験で出たトピックをネットで拾う
過去の英検2次試験で出たトピックはググれば速攻で出てきますので、それらを準備しましょう。
トピックと得意フィールド/分野を連想ゲームでつなげて文字にする
トピックを一つ選んで、自分が準備したキラースピーチや自分の得意フィールド/分野にどうやって話を持っていくかを日本語で考えます。
連想ゲームですね。
そして考えた内容を文字にしておきます。
私が実際に作ったものを参考にあげますと、
Topic:What role should the UN play in international politics?
私の連想ゲーム:
世界から戦争はなくならない⇒UNは調整者となる必要がある⇒人道支援や多様性の重要性
自分の得意フィールド/分野である人道支援につなげて、さらにキラースピーチである多様性につなげています。
めちゃくちゃ簡単でしょ?
ポイントは、短い文でつなげていくことです。そしてこのつながりは短ければ短いほど良いです。
そして、仕上げはこれを英語にしてみるだけです。
超シンプルに英訳してみる
連想ゲームの結果を簡単な英語に直してみます。
英訳しているうちに、どんどん長くしてしまうことがありますが、それはいけません。
私の場合はこんなにシンプルでした。
We can never eliminate wars ⇒ The United Nations must be a coordinator ⇒ Humanitarian support and diversity is important
修飾したり補足したりしたくなると思いますが、超シンプルに留めましょう。
シンプルな文ならすぐに作れるので、勉強すること自体が面倒/苦痛にならないし、慣れてくると色々なトピックやお題に応用できることがわかると思います。
本番では、そのときの雰囲気や気分で形容詞でも副詞でも補足文でも付け足せばよいのです。
余白(シンプル)が大事です!
この①から③を繰り返し練習します。
過去のトピックがなくなったら、BBCなどのニュース記事を使って自分でお題を考えましょう。
連想ゲームのスキルを上げて「トピック⇒キラースピーチ」につなげる練習ですから、自分で考えるお題は日本語でも英語でもどちらでもいいかと思います。
どんな質問にも対応できる想定質疑応答を準備しよう!
キラースピーチをした後なので、英検の試験官からの質問ももちろんその話題に関することです。
つまり自分の得意フィールド/分野で戦えます。
それなりにスピーキングに自信がある人は質疑は自由に応答してもいいかもしれません。
しかし、念には念を入れましょう。
特に、「WHY~」「What do you think about~」の質問はほぼ間違いなく出るので、しっかり準備しておきます。
ちなみに、「人道支援の際に重要なポイントは?」という質問がきた場合の私の回答はこちら。
We need to protect impartiality and neutrality first. Also we have to secure transparency and comply with the code of conduct and fulfill our accountability. In addition, we always promote early self reliance and build back better and strengthen local resilience.
そして一番重要なのが、このキラーワード・・・
”In the first place,”=「そもそも、」
です。
これ言えば何でもOKですwww
試験官の質問に対して、1文目は適当にお茶を濁しておきます。
例えば、
- 確かにその通りですね
- 色々な意見や考えがあると思います
- とても複雑な問題です
- 実は私もとても悩みました
- ◯◯はそう言ってましたね
その後、”In the first place”で自分の準備した応答文に持っていくのです。
1文目に応じて、”but, however, by the way, on the other hand” などで話題転換してもよいですね。
とにかく、質問への回答は1文目で終わらして、さっさと自分の意見・主張に持っていくことが重要です。
第2のキラースピーチを準備しよう
最初のスピーチはお題(トピック)を見て、2分で自分の意見をすべて言わなければなりません。
しかし、その後続く試験官との質疑応答は自由です。
もちろん試験全体の時間は決められていますが、そんなものはこちらの知ったこっちゃないので、聞かれた質問にガッツリ答えてもいいわけです。
ということで、万が一の第1キラースピーチ失敗に備え、もしくは自分に気持ちの余裕を持たせるためにも、第2のキラースピーチを準備しておきましょう!
おすすめなのは、第1キラースピーチで出てきた言葉・用語の補足説明です。
例えば、私の場合は”SDGs”というワードが色々なところで出てくるのですが、それを説明する内容を第2のキラースピーチとしました。
The Sustainable Development Goals are the 17 goals which were adapted unanimously in the UN general assembly 2015. The goals set up that all nations, governments, NGOs, educational institutions, private companies as well as individuals have to achieve by 2030 in order to let the earth and our society be sustainable and developable for the future generations. Otherwise our society will not be able to progress, develop and flourish anymore due to the influence of the population explosion and severe climate change.
私は、当日どんなトピックが出てきても、絶対SDGsの話をすると決めていたので、この第2のキラースピーチはマストでした。
そういう意味では、第2のキラースピーチは第1キラースピーチよりも重要かもしれません。
第1キラースピーチは3種類くらい準備しておきたいところですが、第2のキラースピーチは基本的に1つでOKです。
それくらい汎用性のある言葉を選ぶことがコツです。
例えば、「人類、文化、多様性、歴史、科学・・・」などであれば、どんな話でも繋げられますね。
また、例えば第1キラースピーチで準備した種類が全てIT系の話なのであれば、第2のキラースピーチでは「IT、コンピューター、通信機器・・・」がよいでしょう。
(私の場合はこちらです。なぜなら、どんなトピックが出ても必ずSDGsについて言及するつもりでしたから)
要するに、「○○とは何なのかと言うと・・・」という話に持っていけばよいのです。
ここでも活躍するのが、
”In the first place,”=「そもそも」です。
このキラーワードのおかげで、それまでどんな話をしていようが全部自分の話したいことにもってこれます。
もはやトピックとか関係ないかもwww
まとめ
英検の2次試験(面接)で使える最強のコツをまとめると、
- 自分の得意フィールド/分野を決める
- 第1キラースピーチを作る
- どんなトピックからもキラースピーチにつなげる練習をする
- (念のために)想定質疑応答を準備する
- 第2のキラースピーチを準備する
こういうことになります。
私が準備したものを見返すと、だいたいA4用紙に2枚くらいですね。
ネットで英検の2次試験(面接)対策を検索すると、ものすごい量のスピーチを準備している人もいますけど、私にはとてもそんな根性と根気はありませんので、これくらいでお腹いっぱいでした。
大切なことは、
「試験官に試されてる~(泣)」というメンタルではなく、
「私の伝えたいことを言い切るんだ!」というメンタルです。
さあ、自信をもって!!
おまけ 毎日できる2次試験(面接)対策とは?
上記の準備は机に向かってじっくりとするものですが、日々の生活の中でも面接の練習をしたいですよね?
(していないと落ち着かない・・・)
超おすすめなのが、スマホのBBC Newsアプリを使った英語学習です。
できるだけ色々なジャンルの記事を読んでください。
全部読まなくても良いです。
ヘッドラインと最初の1~2パラグラフを読んだところで、自分にこう問います。
「この記事と自分の準備しているキラースピーチをどうつなげる??」
記事のジャンルが自分の準備しているキラースピーチと異なれば異なるほど難易度は上がりますが、自分の応用力もアップしますよ。
ぜひお試しください!
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