こんにちは、けしもちです。
けしもち家には2人の女の子がいます。8歳と6歳。
ふたりとも本が大好きです。
ふたりとも3歳には一人で絵本を読めるようになっていました。
ふたりとも5歳には一人で読解問題を解けるようになっていました。
その後長女は3年生までに、
- 英語の単語を1000個近く覚え、
- 世界の国旗と首都を全て覚え、
- 日本の都道府県と全ての県庁所在地、
- 星座や世界の偉人
- etc…
などを覚えています。
一方で次女は幼稚園年長で、
- 九九をすべて覚え、
- 二けたの足し算と引き算ができ、
- 英単語と国旗は500個以上、
- 日本の都道府県全部、
- etc…
などほぼ全てを姉の倍のスピードで覚えています。
親としては一切強制していないのですが、習慣化する努力はしました。
今でも毎日、わたしがカード暗記の時間を忘れていると自分で持ってきて始めます。
よく聞かれるのが、「なぜこういう習慣を付けることができたのか?」ということです。
実は、これらは全て絵本から始まったおうち学習の成果です。
つまり、二人とも今のところは絵本が与えてくれた良い影響を大きく受けています。
絵本で作られた習慣や育てられた力が今に繋がっているのです。
しかし、ここに至るには、少しばかり親の介入と軌道修正が必要でした。
今回はその経験を踏まえて、ぜひ世のパパとママに知っておいてほしい絵本の正と負の影響をお伝えしたいと思います。
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絵本の良い影響
本というメディア、活字に慣れる
私たちは様々な種類のメディアに囲まれています。
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ホームページ、ブログ、SNS、まとめサイト、etc…
これらは今後、それぞれがそれぞれの盛衰の道を辿っていくでしょう。
まぁ、それはさておき。
その中の一つに本があります。
本では、著者は自分の言いたいこと、伝えたいことを基本的に文字だけで伝えます。補助的な役割として図や表、式や絵が用いられますが、根幹は文字情報です。
この方法は千年以上使われてきて、人類の進歩を支えてきてくれましたが、今ではそのピークを過ぎたかもしれないと思わせるほど、他のメディア・媒体の方が盛り上がっており、かつ人気もあります。
しかし、依然として私たちの生活は文字情報に多くのことを支えられています。
特に学習と仕事という人生の根幹をなす2つの事柄には、文字情報を適切に素早く理解し、書かれている情報をインプットする、あるいは必要な情報を的確にまとめてアウトプットすることが求められます。
それをより効率的に、より効果的に実行できることが成功へのカギになるのです。
人間は(嫌な言い方ですがわかりやすく表現するために言うと)勝ち組と負け組に分かれます。
人生をうまく運ぶことができ、たとえ失敗してもリカバリーして、より広くより良い方向へ進んでいける人は、その多くが勝ち組と呼ばれる方に属するようになります。
しかし、悲しいことに現実的には”勝ち組”に属する人の割合は年々減少し、いわゆる格差が広がっています。
その差をより明確にするのは、先ほど成功へのカギと言った文字情報の取り扱いです。
現在、世の中は動画や音声などの文字情報以外のメディアやエンタメ、商品などが人気であり隆盛を極めていますが、それらを作成している側では、文字情報で得た内容や文字情報の内容をしっかりと理解したうえで、コンテンツやサービスに翻訳できる人が活躍しており、その中の一部が勝ち組になります。
一方で、それらのコンテンツやサービスを消費する側は、どんどん文字情報の取り扱いから遠ざかり、搾取される側つまり負け組になっていきます。
私たち(の子供たち)が”勝ち組”へ近づくには、文字情報(活字を含む)をどれほどうまく取り扱えるかにかかっているのです。
長い前置きになりましたが、絵本はまさにその成功へのカギとなる”文字情報取扱習熟”への大事な大事な一歩であり入り口となるのです。
(ちなみに、ここでは絵本がアナログ(紙媒体)であろうがデジタル(電子媒体)であろうが、その効果にそれほど大きな差はないとします。これらは厳密には取り扱いが全く異なるので、効果も変わると思いますが、”文字情報=活字の習得”という意味では同じと考えます)
絵本や本では次のような多くことを習い、訓練することができます。
- 文字を読むこと、
- それを音に出すこと、
- 読まれた字を目で追うこと、
- 文字情報だけで想像すること、
- 文字情報と絵を一致させること、
- 文字情報から推察すること、
- などなど。
そのうえで、次のようなことが可能になっていきます。
- 知識をインプットすること、
- アウトプットすること、
- 情報を整理すること、
- 情報や知識を修正したりアップグレードすること、
- 理解を深めること、
- 情報を共有し感情を共感させること、
- などなど
これが成功へのカギであり、繰り返しになりますが、絵本が(そしてその次にある本が)そのファーストステップとなるのです。
絵本(本)は自分で学べるツール(親も楽)
割と高尚なことを書いた後で言うのもなんですが、本音ではこれが一番親にとって恩恵があります。
子供が絵本(本)を一人で読めるようになると、学習のスピードが格段に上がるだけでなく、子育てや子供の面倒を見る時間と手間が大幅に緩和されます。
これがありがたい。
もちろん、これは親と子の親密なコミュニケーションと信頼関係が築かれた後の話です。
けしもち家の長女と次女はある程度放置しても、本棚から無限に本を出してきて一人で読んでくれています。
その間に、親は掃除・洗濯・料理などの家事もできるし、ブログや在宅ワーク、趣味の時間も取れます。
絵本(本)様々です。
ちなみに、子供が一人で絵本(本)を読んでいる時はチラチラと何(タイトル)を読んでいるのか確認しておいて、
「おもしろかった?楽しそうに読んでたね。で、どんな話だったっけ?」
と知らんぷりして内容を思い出させたり、本の内容をまとめて話させたりするといいです♪
想像力を育てる
「絵本は想像力を育てる」というのはどの出版社でも、どの教育家でも、どの先生に聞いても同意されると思います。
ですので、この事実に関してはほぼ間違いありません。
まず、絵本のほとんどはフィクションです。あり得ない話を扱います。
これは想像力をフルに掻き立てます。
また、幼ければ幼いほど、想像力を育てることになります。なぜなら、幼児は現実とフィクションの境目が曖昧だからです。
一寸法師を鬼が襲うと、鬼は本当にいて、人(一寸法師)を襲ってくるんだと想像します。というか、幼児にとってはもはや現実かもしれません。
つまり幼児の目の前には本当に鬼がいるのです。
このフィクションと現実のあいまいさが、よりリアルな想像力に繋がります。
実はこの想像力は、後々子供が成長すると、推察力、洞察力、共感力に繋がります。
これらの能力が高いと、読解力、認知力、問題や課題を発見する力、認識力なども連動して育成され、人生で成功するカギに繋がっていきます。
例えば、課題発見力や共感力が高いと、社会が必要としてるニーズにいち早く気づくことができ、推察力や認識力を活用して、顧客の要求や悩みを的確に理解し、問題や課題の解決につなげていくことができます。
絵本の悪い影響
想像力を止める
先ほどと真逆になるので矛盾を感じるかもしれませんが、これは現在の私たちが直面する絵本の課題であると思います。
(ただし、時代や地域が変わるとこの影響は小さいと思われます。)
その理由としては、「最近の作品(絵本)は、あまりにもコンテンツのクオリティーとクオンティティ(質と量)が高くなりすぎて、子供が想像する必要性を止めている場合がある」ということです。
例えば、少し古い時代の絵本だと(大変失礼ながら)絵のクオリティーはそこそこで、細部にいたっては結構ラフなものが多かったと思います。
私はそれが好きで、子供たちもむしろそちらが好みで、古めの絵本を選ぶことが多いのですが、その方が子供たちの想像力(細部を創造する力)を育みます。
最新の絵本はとてもきれいです。アナログなものもあればデジタルな素材や方法で描かれたものも多いと思います。
細部までとても凝っていて、それは素晴らしいですし感動的です。
しかし、それが良い影響と悪い影響を生み出す中で、悪い影響を受ける可能性が少しばかり高いかもしれない、というのが私の意見です。
なぜなら、完成度が高すぎて、子供が「ここはこうなってるかな、こうだろうな」という想像する余地が少なすぎるのです。
もちろん、超高品質な出来上がりの絵本のさらに上をいく想像力を発揮する子もたくさんいますので、そのような子には(親ならわかると思いますが)、ハイクオリティな作品(絵本)をどんどん与えてあげるのが一番良いと思います。
また、もうひとつの問題として、私たちが手に入れることができる絵本が大量にあり過ぎる、というのもひとつの理由かもしれません。クオンティティ(量)の問題ですね。
例えば今の時代、”身体”に関する絵本を探すと、関連する絵本が検索に大量に引っかかってきます。それらはアナログな絵のものもあれば、デジタルなもの、写真を使ったものもあれば、飛び出す絵本もあります。
これは本当に喜ばしいことで、たくさんの選択肢の中から良いものを選ぶことができる恩恵は計り知れないものがあります。
しかし、これも良い影響と悪い影響があり、悪い影響も考慮しておかなければなりません。
なぜなら、これもまた子供の想像力を膨らませる余地をなくし、自分で考えることを抑制してしまう可能性があるからです。
つまり、知りすぎてしまうのです。
知識を増やし、古い知識を修正していくには、多くの情報を得て取り込んでいくことが重要なので、同じ分野で大量の絵本があることは歓迎されるべきことです。
一方で、想像力を育てていくという面でいうと、答えがすぐにわかってしまっては、伸びしろを削ってしまうことになりかねません。
ここにも少しだけ親の工夫や助けが必要かと思います。
絵から離れられない
先ほども話したように、今は素晴らしい絵本がたくさんあります。
難しい内容のことでも絵本で学べてしまいます。
これは子供にとって学習のハードルを下げるという良い影響もありますが、いつまでたっても絵付きの本や漫画からしか知識を得られない、またはそういうものしか興味がわかないという風になることもあり得ます。
これはけしもち家でも少し危惧していたことでした。
あまりにも家に絵本がありすぎて、私がおもしろそうな本を勧めても、「絵本がいい」となってしまうことが何度かあったからです。
親の介入が必要かなということで、解決策として「本の読み聞かせ」に取り組みました。
これは後ほどお話しします。
絵本は素晴らしいです。今でもたくさん読みます。
ですが、絵本には「本という活字をメインとした情報媒体へ移行していくための入り口」ということで、時期を見てその役割を交代してもらえるように、親がサポートしてあげるとよいと思います。
読解力がつかない
よく言われているのは、「若い人は本(新聞)を読まないから読解力がない」ということです。
正直に言うと、それは若干感じます。しかし世間で騒がれるほどのことは、幸いまだ体験していません。
ネットなどでは、”マニュアルの読めない新社会人”などとバッシングされているようですが、そんな人には会ったことがありません。
しかし、これはすでにお話しした絵本の二つの難点(想像力を止める・絵から離れられない)を最大化した時の結果としては、十分に起こり得ることです。
つまり、絵本の負の影響がマックスとなり、本という活字情報を活かすことも関心を持つこともできなくなった場合、学生であろうが社会人であろうが読解力はとことん落ちると思われます。
絵も挿絵もないところで、文字から情報得るためにはある程度の慣れや訓練が必要ですが、学校では”決められた設問を上手に解く”コツに多くの時間が割かれます。
特に中学や高校以上になると、学校ではそれしか教えないと言っても過言ではありません。
それでは”あるパターンで出てくる設問に答えるため”のコツは掴めても、想像力に基づいた自由な解釈や、問題点や課題の発見、文の内容と自分の知識を融合させた思考の発展にはつながりません。
つまり、絵本が子供に与える負の影響(が最大化した時に)は、学校の授業ではほとんど修正が不可能であるということです。
実はこれは絵本のせいだけではないかもしれません。
今や小学生から青少年そして青年までも、情報源は分かりやすい絵、写真、図、動画です。
そこでは、能動的に思考をめぐらし、想像を働かせて書かれていることから文脈を読み解き、著者の言いたいことを理解したり、自分の知りたいことをつなげてみたりする必要はなく、ただ単にそれを”見ていれば”、”眺めていれば”自動的に情報が入ってくる何とも心地いい受動的な世界なのです。
繰り返しになりますが、私は絵本が大好きだし素晴らしいと思っています。幼児教育にもその後の教育にも絶対に必要だと思っています。
しかし、私たちは、現実的には条件がそろってしまうと絵本にも負の影響があるということを知っておき、可能な限り親がそれを修正することで、絵本の良い影響だけを享受できるようにする必要があります。
次は、「じゃあ、私たち親は、そのためにはどうすればいいのか?」ということについてお話しします。
親ができること
絵本の読み聞かせ
当たり前のことを書いてすみません。
しかし、どうして読み聞かせをするのが良いのかを知っていて読み聞かせるのと、そうでなくてただ単に子供に読み聞かせるのでは、その効果や影響が全く違ってくるので、ここで簡単にお話ししておきます。
まず、読み聞かせには大きく2つの目的があります。
ひとつは、子供に文字の読み書きや意味を教え、文章や言葉を学ぶため。
もうひとつは、親と子供のコミュニケーションや信頼関係の確立とそこから生まれる脳内錯覚を利用するため。
ひとつ目の目的は、読んで聞かせることに大きな意味があります。幼児は文字がなくても言葉を話せるようにはなりますが、文字と言葉を効率的につなげるには音を介すると楽になります。
もちろん例外もあります。例えばヘレンケラー氏など。
しかし、絵本に書いてある文を、はっきりと感情を込めて読んであげることで、「ありがとう」という文字とその言葉の意味、そして通常そこに込められるであろう感情がセットになって学べるのです。
ですので、読み聞かせをするときには淡々と読んではいけません。はっきりとした言葉で、もし可能であれば覚えさせたいイントネーションや方言で、感情をこめて読んで聞かせるのです。
そうやって読み聞かせしていると、子供はすぐにマネして覚えて言葉を話せるようになるか?文字や文章を読んだり書いたりできるようになるか?というと、そう簡単にはいきません。
なぜなら、子供は初めは絵本の絵しか見ていないからです。絵にしか関心がありません。
しかし、何度も何度も、それこそ何十回も何百回も読むことで、子供の心とあたまの中では、お気に入りの絵とその横に風景としてしか映っていなかった文字(文章)と、大好きなパパやママの声が重なっていくのです。
すると、「わらう(笑う)」というのは「いつも楽しくみんながはははと笑っているあの場面だ!」とつながり、言葉としての”笑う”と行動としての”笑う”、さらには文字としての”わらう”に繋がっていくのです。
子供が絵本のお気に入りのフレーズを歌のように覚えてしまえるように、何度も何度も繰り返して、そして感情をこめて読み聞かせましょう。
もうひとつの目的は、親と子のコミュニケーションと信頼関係の構築と強化、さらにそれに基づいた脳内錯覚を利用するためです。
子供はパパとママが大好きです。
(悲しい事実ですが、DVなどで被害を受けている子供(幼児・小児)ですらも親のことは好きという場合が多いです)
そんな親がコミュニケーションを取ってくれて、自分のためだけに時間を使ってくれる読み聞かせの時間は子供にとっては至福の時でしょう。
親が感情をこめて読んだり、楽しくおもしろく読んでくれたら、子供たちはより一層聞き入りますよね。
そのことによって、子供はさらに絵本(本)の世界に入り込み、パパやママの話す言葉に集中していきます。
何度も聞く話では、関心が少しずつ絵から言葉に、言葉から文字に移り全てが繋がっていくのです。
こんな時間を作り出したうえで、「パパとママに絵本(本)を読んでもらうのは楽しい!嬉しい!」という気持ちを子供たちが持てることが重要です。
初めは、子供の中で、
「パパやママとのコミュニケーション=楽しい&嬉しい」という単純な関係ですが、
そのうち、
「絵本(本)=パパやママの読み聞かせ=楽しい&嬉しい」という関係に発展し、
そのつながりはいつの間にか脳内変換され、
「絵本(本)=楽しい」につながります。
この脳内変換?心の錯覚?石橋効果?が、子供たちの本に対する重要な認識に繋がっていきます。
図書館(習慣化と親のおすすめ)
けしもち家には、一般的な家庭と比較してかなり多くの絵本があります。
これは長女が生まれる時に初期投資ということで申し込んだ家庭保育園がきっかけです。
なので生まれた時から100冊の絵本がありました(笑)
そこからも(購入したり貰ったりして)順調に増え、今では200冊ほど絵本があります。
しかし、けしもち長女と次女はその10倍の2000冊以上の絵本は読んでいます。
それは、幼児から今まで毎月図書館で40冊以上の絵本を借り続けているからです。
これが図書館利用の習慣化の力です。
急にお金の話をして申し訳ないのですが、絵本は1冊1000円以上します。それを2000冊借りているので、1000円×2000冊=2,000,000円(2百万円)分は利用させていただいていることになりますね。
ありがたい話です。
そして、そんなことは知らない子どもたちは、隔週または毎週図書館に行くことが当たり前になっていて、絵本は好きなだけ読めることも知っています。
成長すると、もちろん自分で図書館の中を動き回り、自分の好きで関心のある本を取ってくるのですが、それにも副次的に良い効果があります。
なぜなら、初めは自分の関心のある本だけを探して持ってきていたのに、次第にその横に置いてある無関係な本や、初めは興味を示さなかったジャンルの本がある日突然気になったり、おもしろそうな本に気が付いたりして持ってくるようになるからです。
これは、子供が成長し、さらに多くの絵本(本)に触れていくことで知識が蓄積され、古い知識と新たな知識・経験が色々な経路でコネクトすることで、興味関心の幅が倍増していく知的欲求増幅現象です。
例えるならば、初めは真っ暗な図書館で本を探すときに、小さな懐中電灯を使ってピンポイントで目的の本を探していたのに、知識と経験が増えるにつれて、大きな懐中電灯が使えるようになり隣に置いてある本も見えるようになる。
そのうち、サーチライトが使えるようになって本棚全体を見渡せる。
そして、終いには図書館全体の照明をつけてより多くの本を探せるようになるようなものです。
図書館の習慣化にはそれほど大きな効果があります。
そして、子供の図書館好きを促進させるのが、親のおすすめ本の紹介です。
既にお話ししたように、子供はパパやママとコミュニケーションを取るのが大好きです。
ですので、親が読み聞かせをするときに「この本面白いね!」「パパは◯◯シリーズが好き!」と言うと、子供も乗ってきます。
(大人同士の会話でも共通の話題があると盛り上がりますよね)
そうやって、少しずつ「パパやママが好きな本は面白い=パパやママのおすすめ本は面白い」と意識付けをしていきます。
これをうまく利用すると、子供のためになりそうだけどまだ自分からは選んでくれないような本でも、「ママのおすすめ本」として子供に紹介すると、喜んでくれるようになります。
最終的には、子供が習い事などで図書館に行く時間がなくても、パパやママが(勝手に)選んだ絵本(本)を楽しんで読んでくれます。
これは親の負担を減らしてくれる技でもありますね。
本の読み聞かせ(絵本から本につなげることの重要性)
繰り返しになりますが、絵本は子供が本や活字情報源へ進んでいくためのファーストステップでなければいけません。
しかし、絵本が好きでなかなか次のステップである活字メインの本に移っていけない子もいます。
けしもち家長女もそうでした。
そこで、けしもち家では日々の読み聞かせのうち数回は活字中心の本の読み聞かせに変えていきました。
「絵がなくても言葉は面白いんだ!」
「絵がなくても想像することでもっと面白くなるんだ!」
という意識を子供に持たせるようにしました。
そのためにした読み聞かせのコツは絵本の時と全く同じです。
感情をこめて読むこと。
はっきり読むこと。
これらに付け足したことと言えば、読み終わった後に少しの時間ですが、本の内容について一緒に想像して話し合うことです。
なぜこれを始めたかと言うと、一緒に聞いている次女(幼稚園児)にはまだ本の読み聞かせだけでは想像を膨らましにくく面白くないからです。
本を読み終わった後に、少し内容を振り返ってみたり、子供の質問「あれはどうだったの?」「なんであの子はああしたの?」などに答えるようにしました。
こうすることで、次女も本の読み聞かせに何とかついてこれるようになりました。
(それでも、絵本の読み聞かせの方が圧倒的に人気ですが・・・)
これを始めてしばらくすると、長女は活字中心の本を自ら進んで読むようになりました。
また、図書館に行ったときに自分で選ぶ本も数冊は絵本ではなく本を選び始めています。
こうやって絵本から本への移行を親が手伝ってあげることが、とても大切になってきます。
まとめ
絵本には良い影響と悪い影響がある
- 本という活字中心のメディアへの入り口となる(良い影響)
- 自分で読んで学べて親もちょっと楽ができる(良い影響)
- 想像力を育ませる(良い影響)
- 絵本の質と量によっては想像力を止める(悪い影響)
- 活字中心の本になかなか移行できなくなる(悪い影響)
- 読解力がなかなか身につかない(悪い影響)
親が介入し軌道修正すると絵本は良い影響が大きくなる
- 絵本の読み聞かせを全力で取り組む
- 図書館を習慣的に利用する
- 本の読み聞かせをすると絵本から本に移行できる
けしもち家では絵本は常に子供の近くにあります。いつでも手に取って気軽に読めることも大切です。
絵本の利点を最大限に引き出せるように、楽しんで利用しましょうね!!