こんにちは、けしもちです。
おうちで英語教育をしている方にぜひ紹介したい本があります。
それが、「小学校の英語 教室で使える基本表現200」です。
これは元々、小学校の教員向けに書かれた本ですが、おうちで英語教育する時にもめちゃくちゃ使えるので、ぜひ一冊はおうちに置いておきたい本です。
なぜ先生向けの本を持っているのか?
小学校では、2020年から新学習指導要領が本格的にスタートしました。目玉はやはり、外国語活動/外国語科とプログラミング(的思考)でしょう!
けしもち家では、幼児の時からゆっくりのんびりと英語教育をしていますが、子供たちは親以外から「英語の授業」を受けることは初体験になります。
ただでさえシャイ・人見知りのガールズが、いきなり学校の外国語活動で英語を話しだすとは到底思えません(笑)
しかも、せっかくおうちで英語を勉強してきたのに、先生やALTの言っていることがわからなかった時に、自分のやってきた努力が無意味に思えてしまうと、今後のおうち英語教育に支障が出る!
そんな(親の)危機感から、「学校での英語教育」に関心を持つようになりました。
なにわともあれ本屋に行ってみた
大きな書店に行くと、教員向けのコーナーがあることはご存じですか?
まあ、考えれば当たり前で学校教員は日本全国に何十万人もいるので割と大きなマーケットですよね。書店の片隅に小さなコーナーがあってもおかしくない・・・
と思ったら、ドーンと結構大きなコーナーがありました。
先生たちも悩みながら進んでいるのですね・・・お世話になります。
ところで、このコーナーには、家庭で使える教材が山ほどあります。まさに宝の山です。
何が宝って、「先生たちがどうやって子供たちに指導しようとしているか」がわかるからです。
これをうまく利用すれば、おうちで子供と勉強するときに「先生が言おうとしていたのはこうじゃない?だからこうすればいいよ」という風に、学校の教育とおうちの学習がかみ合うんです!
これは英語以外でもかなり重要です。
話を元に戻します。
このコーナーには小学校で教える英語(外国語活動と外国語科)に関する本や教材がずらーっと並んでいました。
ここでざっと目を通して、おうちでも使える!となったのが先ほども紹介した
「小学校の英語 教室で使える基本表現200」です。
なぜ先生向けの本が必要&おうちで使えるのか?
けしもち長女は3年生ですので小学校で始まるのは外国語活動です。
外国語活動の目的は、子供たちを英語に触れさせて、英語に慣れてもらうというものです。
小学校で始まる外国語活動と外国語科のポイントはこちらの記事を参考にしてください。
つまり、基本的に外国語活動の中では、英語で話すとか発表することを求められたりはしません。
むしろ、先生が話す、指示する、指導する英語を”なんとなく”理解して、行動することが求められます。要するに聞き取りです。
ここでけしもちが重要と考えたのが、「外国語活動で使われるフレーズってどんなものがあるだろう」ということです。
日本の小学校の先生は英語が話せません。おそらく外国語活動担当の先生も半分以上が英語を上手には話せません。
そうなると、先生たちが頼るべきは先生用の指導本やマニュアルであり、つまり先生はそこで学んだ決まったフレーズで子供たちに話しかけてくることが考えられます。
この本にはそういったフレーズが書かれているのです。
しかもリアルな学校の先生が書いた”教室で使えるフレーズ”なので、先生たちにとっては英会話教室で教えてもらうよりも、「あ~これこれ!これが言いたかったんだよ!!」となること間違いなしです。
これをおうちで先に子供に教えるのです。
しかも、載っているフレーズはとてもシンプルでわかりやすくて、おうちでの英語教育でも使えるものばかりです。
英語が苦手でおうちで英語教育をすることに二の足を踏んでいるパパとママにも最適だと思います。
この本を使って、外国語活動で使われそうなフレーズを自然と子供の耳に入れておく、あるいは覚えてしまうと・・・もうどうなるかはわかりますよね?
- この本で教室で使われる英語フレーズを覚える
- 外国語活動で先生の言うことがわかる
- お友達に「先生こう言ってるよ」と教えてあげられる
- ◯◯ちゃんすごい!⇒自己肯定感アップ♪
- 英語が好きになる
- 英語の勉強を自分で進んでするようになる
- 英語力がもっとアップしていく・・・
- ②に戻って繰り返し
ちょっとしたチート感もありますが、”予習”と思えば子供にとってもは必要なことですよね。
どんなフレーズがあるのか?
この本のチャプターは①~⑩まであります。
特に子供に覚えさせたい重要なチャプターはこちらです。
2:英語で授業を進めてみよう
3:英語で子供を動かしてみよう
7:英語でアクティビティを楽しもう
8:英語でゲームを楽しもう
9:英語で子供とのやりとりを楽しもう
例えば、チャプター②では先生が英語で授業を進める際に使うフレーズがまとめられています。
「かわりばんこにね」=Take turns
「これを分けて使ってね」=Please share this
子供がこれをいきなり聞いても、「ポカーン」となるだけです。
実は先生的には子供が「ポカーン」となっても授業の進行にも子供の英語力にも何の影響もないのですが、大切なことは、子供がこれを聞いたときに、
「あ!家でママに教えてもらったやつだ。これを分けてっていう意味だ」
と気づくことで、瞬間的な満足感、高揚感、自己肯定感を上げることにあります。
他の例としては、チャプター③にこんなフレーズがあります。
「ひとつ取ってください」=Take one
「互いに向き合ってね」=Face each other
先生にこのように指示されたときに、隣の席の子が「ポカーン」としているのを助けてあげられるでしょう。
チャプター⑦の例。
「ハンカチを出して」=Take out your handkerchief
「線に沿って切って」=Cut along the line
まさに英会話教室ではなく、学校の廊下や教室で使われそうなフレーズです。
まとめ
この本は大げさに言うと、子供の英語学習人生を左右するかもしれません。そんな可能性を秘めています。
- 先生の言うことがわかる。
- 英語がわかる。
- 友だちに教えてあげられる。
- 自分も楽しい。
これらが子どもの自己肯定感につながり、英語を好きにさせます。
好きにさせなってしまえば、あとは”好きこそものの上手なれ”です。
ソラミレ!で紹介している英語教育や英語学習方法は、すべての目標が
「英語を好きになる」です。
おうちでの英語教育、小学校3年生から始まる外国語活動の前に、ぜひ始めてみてください!