こんにちは、けしもちです。
英語学習をしてると何度も壁にぶち当たりますよね。そこで諦めてしまうか、もがいて突破するかはあなたの努力次第です。
その英語学習を効果的に効率的にして、次のレベルに上がる助けをしてくれるのが、
リンケージ英語構文100 旺文社
という英語の構文書です。
ちなみに、「これだけやれば英語ができる/喋れる!」系の教材は、効果ゼロとは言いませんが、超初心者向けの英語教材であることがほとんどなので、この記事では触れません。
英語学習にマジックはないですからね。
この記事は、
英語中級者で英語に伸び悩んでいるという人向けです。
特に、現在英検2級~準1級、TOEIC600点~800点に向けて勉強中という人や、英検1級やTOEICは900点近く持っているけど、「話せない!」という人に向いているかと思います。
英語学習者には結構メジャーですけど、「いまさら構文!?」っていう人もいるかもしれませんので、おすすめするポイントを紹介したいと思います。
英語には型があり型崩しもある
この本の「はじめに」を引用しますと、こういうことです。
英語の文というのは、「語順」や「型」が決まっており、その語順や型によって意味が決まる・・・
・・・その語順や型には意味があるのだということを意識して英語に接してみてください。
出典:リンケージ英語構文100 旺文社
当たり前やないか~い!という前に自分を振り返ってみましょう。
英語が伸びない!という人は、目の前の英文がどんな型(パターン)に当てはめられて書かれているか、ぱっと頭に思い浮かびますか?
例えば、Mr.Keshimochi has two daughters, who are students. という英文を見てすぐに、
「whoの前にコンマ(,)が付いてるな、だからけしもちさんには娘が2人(だけ)いて、2人とも学生なんだな。」
という”関係詞の非制限用法”が思いつくかどうかです。
英語が伸びない!という人は、英文を書くときにすぐに使える型(パターン)が思い浮かびますか?
例えば、「”~ために”っていう文を書きたいな。”in order”使うんだっけ?あれ “in order that” と “in order to”ってどう使い分けるんだ?そういえば”so”もあるし”so that”や”so as to”もあるぞ・・・」
となって、頭がごちゃごちゃになり、1文書くのに5分もかかるというようなことはないでしょうか。
みなさん、英語学習をしっかりされているので、ある程度自信があるかと思います。
自身があるゆえに、「英文法は一通り学んだし、英語の単語や熟語も日々覚えて余念がないぜ!あとは、多読多聴でなんとかする!」という人が多い気がします。
しかしそこから伸びない!!という人が多いのは前述のとおりです。
長年英語を勉強して、机上の英語だけじゃなくて、実際に現場で使える英語を身につけたけしもちがアドバイスをさせてもらえるなら、
中級⇒上級の壁を乗り越えていくためには、どれだけ英語の型に慣れ親しんでいるかがカギ!
ということです。
リンケージ英語構文100では、超超初歩の「S+Vは~」という説明を延々するのではなく、日本語にはあまり見られないような英語にありがちな型(パターン)を中心に、
「どういう構成になっているのか?似た表現は?応用表現は?」
などを図式も使って分かりやすく説明されています。
英語特有の型を集中して100個(構文)学び、覚えて、
実際に身につけてしまうことができます。
その基本的な語順や型に慣れ親しんでいるからこそ、
突然出てくるような「型崩し」的な英語表現や、見たことも聞いたこともないような英単語でもだいたいの意味にあたりをつけて、読み通して意味を理解することができます。
また、誰かとの会話でいちいち止まって聞き直さずとも、会話を続けることができるようになるのです。
つまり、リンケージ英語構文100には、次のことが期待できます。
中級の人にとっては、
「絶対覚えておくべき基本的な構文」がわかりやすく説明されており、英語の構造をしっかりと理解し、自分に浸透させることができる。
「すでに習得した文法や英語表現」がわかりやすく整理されているので、今までに習得してきた英語知識を生かして、瞬間的で実用的に使える英語力にステップアップしてくれる。
というメリットがある。
たった100されど100の構文
英単語や熟語をいくつ覚えていますか?正確に数えたことはないかと思いますが、中級の人であれば、6~7000語は覚えていると思います。
参考:旺文社 英語の友
ちなみに、新学習指導要領によると、小学生でも600語は覚えることが想定されています。
それに比べて、リンケージ英語構文100に掲載されているメインの構文は、
たった100個です。
一つの構文に対して複数の例文がある場合がありますが、それでも172個です。
一生懸命英語を勉強しているのに、伸びないと悩んでいる方。まずはこの基本的な英語の型である100個の構文を覚えましょう。
目標は、“すぐに取り出せる引き出しに入れる”というイメージです。
でる順パス単のところでも、お話をしましたが、瞬間的に出てくる状態にしてこそ“本当に使える英語”です。
英文を見たり、英作をするときに「え~っと・・・」となっていてはまだダメです。それでは「覚えているけど使えない」「知っているけど使えない」というところから抜け出せていません。壁はここにあります。
ですが、耳寄りな情報です。
この壁は打ち破ると、今いる場所よりも数倍広い場所に繋がっている壁です。けれども、壁を打ち破るハードル自体はそれほど難しいものではないです。繰り返しますが、構文を100個マスターするだけです。
しかし、そのあとに得られるものがとても大きい!
つまり、
覚えるのはたった100個の構文だけど、それぞれの構文には無数の英語表
現がつながっていて、それも一緒にわかるようなる!
ということです。一石千鳥くらいですw
リンケージ英語構文100は、しっかりとやりこむとそれほどの効果があります。
次はひとつ具体的な使い方の例についてお話しします。
読解力だけじゃなくて英作力も向上できる
英語の文法書や、リンケージ英語構文のような参考書を読解力向上のために使われている方はたくさんいらっしゃると思います。
もちろん、それがそのような学習本や参考書の本来の目的です。しかし、何度も何度もこの本を終わらせた方は、次の方法も試していただきたいと思います。
それは、付属でついている「暗唱例文集」を使って英作力を向上させる勉強方法です。
とってもシンプルな英作力を向上させる勉強法
- 付属の暗唱例文集を準備します。
- 英文の書かれているページを見えないように隠します。
- 日本語訳を英訳します。
たったこれだけです。
「何度も読み通した本だから簡単にできるだろう」と思うかもしれませんが、これが意外と難しい。
8~9割はできるけど、完璧には正解できない。
自分で書いた英文が例文と照合して合致率が8割以下の場合は、もう一度じっくりと該当の箇所を読み直しましょう。
これを何度も繰り返し、例文全体がいつでもささっと英訳できるようになると、
英作文力が飛躍的に向上します。
物足りないというかたは、日本語訳を自分の身近な状況やモノ、人に置き換えて練習すると、より瞬間英作力がアップしますので試してみてください!
まとめ
英語の中級まで来たぞ。少々の英文なら読める。それなのに、センテンスが長くなったり、あまり身近でない話題の英文、構造がややこしい文章、になると途端に??になってしまう。
どうしたらいいんだ~??
と、悩めるあなた。
何を隠そう(というか何も隠さないけど)けしもちもそんな壁にぶち当たり続けた一人です。
多読、多聴、多書、とにかくスピーキング!と物量作戦も試しましたが、壁はなかなか超えられない。
海外の研修や会議でも悔しい思いをしました。
その壁を突破し、ブレークスルーできたのは、このリンケージ英語構文100という良書に出会えて、それをしつこいほど、ボロボロになるほど繰り返したことにあります。
これを皆さんにも是非とも伝えたいと思いこの記事を書きました。
中級の壁を越えられないあなたは、
一度じっくりとこの本に取り組んでみてはいかがでしょうか?
壁の向こうの世界は広いですよ!