こんにちは、けしもちです。
このシリーズでは、英国メディアBBCの記事を使って、生きた英語を学んでいきます。
毎回、難易度別に3つの単語や表現をピックアップして、記事中ではどのように使われているのか?や、その他にどんな使い方があるのか?等をご紹介します。
今回使うのはこちらの記事です!
Germany coronavirus: Hundreds arrested in German ‘anti-corona’ protests
「ドイツの新型コロナウイルス:ドイツでは”コロナによる制限”の反対で数百人が逮捕される」
Agitator
名 詞:扇動者、運動員、攪拌(かくはん)器
難易度:
ポイント
日本語的には、「扇動者」と「かくはん機」では全く異なる言葉なのでややこしいですが、お察しの通り、「事態を攪拌(かき混ぜてごちゃごちゃにする)する」というところが「扇動者」とのイメージにつながります。
ニュース記事で海外の情勢を読んでいると、度々目にすることになる単語です。
あ、「かくはん機」と言っても家庭用の生クリームとか混ぜるやつは”Mixer”を使いますよ。
お家でちょっと”Agitator”取ってとか言うとぎょっとされますwww
The word in the article
記事ではこのように使われていました。
About 200 people were arrested at one rally, which the authorities blamed on right-wing agitators who were said to have thrown rocks and bottles.
当局は、石や瓶を投げたとされる右翼の扇動者を非難し、1回の集会で約200人が逮捕された。
解説:ここは普通に扇動者という訳でOKでしょう。もっと政治的になると政治活動員などの意味でも使われるようですが、文脈によって判断できると思います。
前についている”right-wing”は「極右的な」とか「極右(勢力)の」という意味なので、日本語的には「右翼」でいいでしょうね。
The word in the Tweets
MLK depicted in a cartoon in 1967
He was seen by conservatives as an agitator, fomenting riots and crime rather than as a man seeking racial justice, & his image was used to frighten White America
That’s exactly how Trump & the Tory press are misrepresenting #BlackLivesMatter pic.twitter.com/7n0ezQwYIy
— I Am Incorrigible FCA (@ImIncorrigible) August 29, 2020
漫画に描かれたマーティンルーサーキング牧師(1967年)
彼は、人種的正義を求める男としてではなく、暴動や犯罪を煽る扇動者として保守派に見られていた。そして、彼のイメージは、アメリカの白人と白人優位社会を脅かすものとして使用されていました。
それこそが、トランプ氏と保守派のマスコミが #BlackLivesMatter をどうやって誤報しているかということだ。
Hoax
名 詞:でっちあげ、いかさま、いたずら、デマ
動 詞:いっぱい食わせる、かつぐ、かついでさせる
難易度:
ポイント
まず、読み方・発音ですが「ホゥクス」です。
言葉のイメージとしては、「だまして何かさせる、だます、でっちあげる」という動詞とそこからくる「でっちあげ、いたずら」そして「うそ」や「デマ」的な意味でも使われます。
The word in the article
記事ではこのように使われていました。
Similar rallies took places in other European cities with some demonstrators calling the virus a hoax.
ヨーロッパの他の都市でも同様の集会が行われ、一部のデモ隊はウイルスをデマと呼んでいました。
解説:
この文では、call A B「AをBと呼ぶ」の中で使われています。
この「ウイルス」とはCOVID-19で、「新型コロナウイルスはデマだ!」「新型コロナウイルスはでっちあげだ!」という意味にしています。
「デマ」のほうがしっくりくるかな。
で、一体だれがこんなウイルスを”でっちあげる”のか知りませんが、こういう使い方はわかりやすいので覚えやすいですね。
The word in the Tweets
Thousands of anti-lockdown protesters gather in London to claim coronavirus is a ‘hoax’.These brain dead morons are marching for the privilege of infecting you and me. Covid may well be “relatively” safe for the young but for the compromised, it is fatal😡https://t.co/mPB8joXoZf
— 🌹Karl (Ex Labour)🌹 (@karl_trotsky) August 29, 2020
何千人もの反ロックダウン抗議者がロンドンに集まり、新型コロナウイルスは「デマ」だと主張しています。これらの脳がいっちゃってるバカたちは、あなたと私を感染させる特権のために行進しています。新型コロナウイルスは若い人には「比較的」安全かもしれませんが、感染しやすくなっている(重症化しやすい)人には致命的です。
Cordon
名 詞:非常線、防疫線
難易度:
ポイント
防疫線、非常線、封鎖線、など色々日本語の訳がありますが、”Cordon”から中へは入れない線というイメージで良いでしょう。
「封鎖」というイメージを持っておけばOK。
動詞として使うなら、”Off”も伴われます。
cordon off~は、「~に非常線を張る、~を封鎖する」です。
The word in the article
記事ではこのように使われていました。
Some protesters then broke through a cordon at the Reichstag building and were dispersed by police using pepper spray.
その後、一部の抗議者はライヒスタークの建物(国会議事堂)の警備を突破し、ペッパースプレーを使用する警察によって追い散らされました。
解説:
“Reichstag”は歴史的建造物ですが、現在はドイツの国会議事堂として使用されているようです。ですので、ここでいう”Cordon”は「防疫線や封鎖線」というのではなくいわゆる「警備」的なものだと思われます。
The word in the Tweets
Belarus womens march breaking through riot police cordon. https://t.co/d3A0JztRXa
— Antti Rautiainen (@ARautiainen) August 29, 2020
機動隊の封鎖線を突破するベラルーシの女性の行進
ソラミレ!では、この他にも英語学習や英語教育に役立つ情報が満載です。
是非、いろいろな記事を読んでご自身の英語力向上やモチベーションアップに役立ててくださいね♪
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