こんにちは、けしもちです。
本大好き、図書館大好き、中古本大好き、で英語も大好きなけしもちが気になった英語関連書籍をご紹介します。
買ってみたはいいけどひたすら積読したり、Kindleさんの肥やしにならないように参考にしてください♪
本日はこちらの英語関連本「日常のリアルなひとこと ためぐち英語 Thomas K. Fisher著 高橋書店出版」をレビューしてみたいと思います。
ここがええやんか~!
けしもちが、「おお、ええやん!」と思ったところをワンセンテンスで並べてみました。
- アメリカ人のネイティブイングリッシュスピーカーによる日常英語のフレーズ集
- フレーズは500!も収録されており、音声データもダウンロード可能
- ほとんど全てのフレーズが5単語以下のシンプル構造
- キーとなる単語の部分が空欄になっているので瞬間英作的な使い方もできる
- 文章は読みやすく親しみやすく書かれている
- 和訳もこなれているので、テキスト英語に慣れてしまっている人には新鮮かもしれない
- デザインや絵が綺麗でおしゃれな感じがするので、「おっ!」となる
- 反射的に言いたい言葉やフレーズ、気持ちを表す言葉ばかりなので自分でわざわざ検索したり調べたりする必要がないので便利
- 覚えやすい短いフレーズにまとめられている
- 今まさに使われている生きた英語ではある
アメリカ人のネイティブがバリバリ使っているリアルな英語がこれでもか~っていうほど載っていて、本屋で立ち読み(試し読み)すると「おお!これはすごいぞ!知らんフレーズやけど使えそうなんばっかりや!」と興奮しがち。
本自体のデザインもいいからね。やっぱりデザインて大事やと思う。
教科書には絶対載っていないし、ネットで調べてもすんなりとは出てこなさそうな、”生きてる”英語を知ることができるよ~♪
ここはあんまりやな~↓↓
けしもち的には、「ちょっといけてないな」と感じたところをワンセンテンスで挙げてみました。
- チャプターが3つに分かれているが、あまり意味はない
- TPOを考えずに使うとえらいことになるものが普通に載っている
- シンプルさが売りなので詳細な説明が足りないところもある
- コミュニケーションの基礎というよりかはおまけ?的なフレーズなので必須で覚えるものではない
- デザインで推しているところがある
- 図書館には入らなさそう・・・
本自体の構成があんまり練って考えられてるようには思えない。
「俺らが使ってる超マジでリアルなやつばっか載せといたから」的なノリ。
だから気軽に使ったらマジでリアルにぶん殴られるのもリアル。
この本をおすすめしたい人
けしもちが個人的に「こんな人なら読んだらええことあるやろな~」って思った人。
- これから留学する人
- これから英語圏(特にアメリカ)に住む予定がある人
高校であれ大学であれ、これから英語圏(特にこの本の著者の出身国であるアメリカ合衆国)に留学するという人は、買っても損はないと思います。
地元のやつらと本気で仲良くなって留学生活を楽しみたいなら、若者たちがどんな言葉でやりとりしているのかわかっていた方がいいし、なんなら自分も使えたら絶対盛り上がるよね!
留学じゃなくてもワーホリやバックパッカー生活なんかを予定していてアメリカで暮らす時間が長い人にもおすすめできます。
けしもちもワーホリやバックパッカーしてましたが、そういうのって留学と違って一期一会でもパッと打ち解けられるコミュ力が大切になるんです!
そんな時にあほな男子たちは決まってしょうもないフレーズ、悪態、下品な言葉、エロWordsで超盛り上がりますからね~~~w
あんまりおすすめしない人
目的が違うと良本も駄本になりえる・・・ということで、こんな目的がある人にはあんまりおすすめしないよ~
- ビジネスで海外に行く人
- 旅行で海外に行く人
- 英語の資格に向けた勉強に集中している人
- 特に海外に住む予定がない人
ビジネスでは使う機会がない言葉が多いと思います。
というか、リスクが高い。
生半可な知識でぶっ飛んだフレーズをぶっこむと、冷や汗が止まらんほどどえらい空気になりますよ・・・
あと、英語の試験勉強(英検、TOEIC、TOEFLなど)には全く役に立ちません。
まとめるとこんな感じ
実は、この手のフレーズ集って昔からあるんですよ。私もいくつか持っています。ですのでこの「ためぐち英語」シリーズが特に目新しいわけではありません。
まあ、キーワードのところが空欄になっており、英語の瞬発力をつけられるような仕組みだったり、文章が親しみやすい口語体だったり、いくつかの工夫が見られますが、そんなくらいでしょうかね。
何よりも、この手の本で大切なのは鮮度です。
2019年8月発行で現代のアメリカ社会をリアルタイムに表していると思います。
著者は1990年生まれで30歳ちょいのアメリカ人ですので、めちゃくちゃ若いわけではないが世間のいろんな場面に遭遇している年齢だし、分別もつく年齢なので、教えてくれても使えないようなめちゃくちゃなスラングは書かれていないでしょう。ヤバいのもありますけど。
どっちにしても、生きてる英語(何をもって生きている英語とするかは難しい)は自分が住んでいてる地域かつ自分が所属している社会的カテゴリーの人から直接学ぶのが絶対一番いいです。
そういう意味では、ビジネスの世界でこれから生きていこうという人にとってはこの本からどれだけ使える英語を学べるかは疑問が残りますね。むしろほとんどないかもな・・・。
一方で、高校や大学をアメリカで過ごそうとしている人、アメリカに住んで若いジェネレーションの中でやりたいことがある人、様々な事情でこれからアメリカに住む人たちにとっては、この本は自分がすぐ手に取れるところに置いておいたり、いやむしろ身近に持っておきたいくらいありがたい本になるかもしれないです。
私なら留学前にしっかり読み込んでおくし、Kindleでスマホに入れて肌身離さず持っておいて、いつでもクールなフレーズをブッ込めるように準備しておきたいですね~www
まあ、何度も言いますが、ぶっ飛ばされないようにだけは気を付けてねw