こんにちは、けしもちです。
わたしはC1レベルの英語学習者であり、B2レベルのフランス語話者を目指している進行形マルチリンガルです。
フランス語は英語を介して考えるととても理解しやすいことがあるのですが、そんな英仏学習者である日本人にとっておきの書籍を紹介します!
フランス語・英語・日本語がつながる
フランス語を英語と日本語で同時に学べるなんて、素敵過ぎます!
おそらく、これまでのフランス語学習者がみんな欲しい!と思っていたものがまさにこれでしょう。
使い方は通常の辞書と同じで、アルファベット順に並んでいるフランス語の単語を調べていくだけです。
ただし、一ページに掲載されているのは2〜3語だけ。
なぜなら、後ほど紹介するような豊富な情報によってそうならざるを得ないからです。
例文が豊富
一つの単語に対して、フランス語の例文だけでなく英語の例文もついています。
当然ですが、それぞれに日本語の訳も添えられており、それはもう手厚い解説に感謝しかありません。
それぞれの例文は比較的シンプルな文法構造だったり平易な単語が使用されているので、サッと読んで理解できます。
使う側のことをよく考えて書かれているな、と感心しました。
関連語も一緒に覚えられる
関連語のパートにはその単語の品詞をかえたバージョンなどが掲載されており、繋がりを持って覚えていけます。
また、「語源・イメージ」という項目もあり、その単語が持つ元々の意味やどういう語源を持つパーツからその単語が成り立っているのかが解説されています。
わたしは英語はC1レベルですが、役に立つ内容も多々あり、英語学習の一部としても役立ちます。
ミニ知識が和む
時々ですが、「ミニ知識・脇道」という項目も出てきます。
「え?そうだったのか!」とか「へぇ〜!」というような豆知識やその言葉を覚えるのに役立つ情報が掲載されています。
英語で「豚」はPig(Hog)、「豚肉」はフランス語のPorcを経由してPorkという。すなわち、「動物名」は英語起源で「肉の名」はフランス語が起源。理由は、前者は狩猟を生業としていたイギリス平民の言葉(英語)で、後者はそれを口にする上流階級(英国を支配していたフランス人)の言葉。
引用:cochonの項
こういうところから、それぞれの国の背景や今の文化と国民気質などとも絡み合って、より一層外国語学習のモチベーションが高まりますね。
まとめ
お話ししたように掲載されている情報量の多さから、収録されている単語数には限界があります。
何語くらい収録されているのか調べたのですが、記載はありませんでした。
おそらく4000語近くだと思われます。
単語のレベルとしては、”中学・高校で学んだ必須英単語を軸に”、基本的な単語が選ばれているということです。
普通の辞書として使うというよりは、初級〜中級者がステップアップのために、基本的なフランス語の理解力を高めるために使用することが良いかと思います。