こんにちは、けしもちです。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う全国民への一律10万円給付ですが、早い自治体ではすでに申請書類の送付が始まったようです。
参考:全国最速か 5月1日にも10万円給付スタート 熊本県産山村 西日本新聞
報道によると、最速の給付で5月1日からとなるとのこと。
ソラミレ!では、申請の仕方を簡単に解説しています。
給付されてから気になるのが、その使い道。給付された10万円をそのまま使いきってしまってはあまりにシンプルです。
私たちが本当に考えなくてはならないのは、アフターコロナの影響で、自分たちの生活がどのように変わるのか?であり、それに対してどういう対策や対応が取れるのか?です。
ソラミレ!では、給付金10万円の数ある使い道のひとつの候補として、株式投資を紹介しています。
今回は、LINE証券の紹介をします。
LINE証券では2020年5月10日より、「取引所取引(現物取引)」がスタートしますので、株式投資がより身近になります。「取引所取引(現物取引)ってなんや!?」という人も記事を読んで、株式投資にチャレンジしてみましょう。
LINE証券とは

LINEアプリを使って数百円から投資できる手軽さ
これまでLINE証券は、有名企業の株を、1株数百円から投資できるという「単元未満株取引」がポイントでした。
単元未満株取引 例:カカクコム(食べログと価格ドットコム運営)
カカクコムの株価は2,209円(2020/04/29終値)ですが、売買単位が100株なので2,209円×100株=220,900円となり、220,900円がないと投資できません。
しかし、単元未満株取引だと1株から売買できるので、最低2,209円あれば投資できます。
1株だって株主配当金はもらえます。
しかも、取引時間もざっくりと9:00~21:00と、取引所の時間9:00~15:00よりも長いのでとても便利です。
さらに、これがスマホというかLINEだけで取引できちゃうので、本当に株式投資が身近になったな、という印象です。
ただし、単元未満株取引では、これまで315銘柄からしか選べませんでした。
単元未満株取引対象銘柄はこちら
5月10日から3700銘柄を対象とした本格取引開始
取引所取引とは、取引所を通じて株の売買を行う株取引の基本となる取引です。
5月10日からLINE証券は、取引所取引をスタートさせますので、東京証券取引所に上場している約3,700銘柄に対応します。
※取引所取引は単元株での取引です。単元未満株取引の対応銘柄は単元株・単元未満株の両方で取引可能です。
次に、気になる手数料や、売買方法などを紹介します。
LINE証券
の特徴

手数料が安い
LINE証券の取引手数料システムは、1注文の約定代金に応じてかかる手数料体系のみです。

数ある証券会社の中でダントツ安い!というわけではありませんが、LINE証券が売り文句にしているとおり、業界最低水準であることには間違いありません。
LINE証券なら買付手数料はいつでも無料。
銘柄を売るときにはじめて手数料がかかります。売却手数料は、取引金額に応じて上記のように手数料がかかってきますが、売買トータルでも業界最低水準の手数料を実現しています。出典:LINE証券公式note
1日に何度も売買するデイトレーダーや、高額取引をする場合は、1日の約定代金に応じてかかるコースを選べる証券会社など(例:◆松井証券◆)も検討に入れましょう。
なんといっても取引の手軽さシンプルさがポイント!
ややこしいことを一切除き、株取引のシンプルさだけを追求した感じですね。
1:購入したい銘柄の購入単位を選ぶ
購入したい銘柄を選んで、「100株単位」もしくは「1株単位」かを選択します。

2:注文方法を選ぶ
LINE証券の取引所取引では注文方法が2つあり、「成行注文」と「価格指定注文」を選べます。
「成行(なりゆき)注文」
買うときや売るときに、株価を指定しない注文方法です。
多少の価格差は気にせず、タイミングを重視して売買したいときに使用します。
「価格指定注文」
買いたいときや売りたいときに、株価を指定する注文方法です。
ピンポイントで売買の価格を指定するので、思った値段で買えたり売れたりしますが、株価が指定した価格にならければ取引が成立しません。
「価格指定注文」か「成行注文」かを選択し、「価格指定注文」の場合、購入したい価格と数量を入力すれば、注文が完了します。超シンプル!!

銘柄検索、チャート確認などが使いやすい
こういう機能の使いやすさもLINE証券の特徴ですね。
他の証券ももちろん工夫してアプリなり、分析ツールなりを開発して提供していますが、LINE証券の情報提供は若者や投資ビギナーをターゲットにしているから、めちゃくちゃ見やすくてわかりやすくなっています。
銘柄検索がしやすい
20種類以上のカテゴリがあり、投資したい・投資できる銘柄が簡単に検索できるようになっています。
「割安な銘柄」「人気優待銘柄」「好業績予想銘柄」「高配当利回り銘柄」などから、投資したい銘柄を簡単に見つけることができますね。

チャートが見やすい
他の証券会社の本格的な分析ツールからすると、物足りないことはまちがいありません。しかし、けしもちのように「チャートは最低限しか見ない。要は売買のタイミングさえわかればいいんだ」という人には十分でしょう。
赤枠のアイコンから「1本のラインで表示するラインチャート」と「始値、高値、安値、終値の4本値の値動きを時系列に沿って表示するローソクチャート」の切り替えが簡単に可能です。
出典:LINE証券公式note

お気に入り登録がかんたん
Amazonでも価格ドットコムでも気になる情報や商品は”お気に入り”に登録するのが当たり前となっていますよね。
もちろん株式投資でも以前からその機能はありますが、ここまでシンプルに使いやすいと気持ちいですね。


入金がかんたん
LINE Payからの入金なんかはさすがですね。
しかも、LINEポイントでも株が買えちゃうんですよ、あわわ。
これまでの「LINE Payからの入金」と「銀行口座から入金」のほかに、主要銀行のインターネットバンキングから即時入金できる「クイック入金」をご利用できるようになりました。クイック入金なら指定銀行から、1回100万円以上入金できるのがメリットです*。
※入金上限はお客様の指定銀行の設定内容により異なります。出典:LINE証券公式note
主要銀行がそろってるのもポイントですね~!

LINE証券
の注意点

1株数百円のお小遣い程度から株式投資が始められたり、5月10日からは通常の株式取引も可能になり、より身近に手軽に株式投資ができるようになるLINE証券ですが、シンプルで簡単だけに注意しなければならないこともあります。
簡単に売買できるだけに慎重に判断を
最大の特徴である手軽さやシンプルさは、上手に使えれば味方になってくれますが、
あまりに気軽に売買を繰り返したり、よく調べないで売買してしまうと、
損失が出てしまうリスクも潜んでいます。
最低限、下記に書いてある「株式投資を始める人に知っておいてほしいこと」
をよく読んで、自分でコントロールできる範囲で投資を楽しんでください。
他の証券口座や情報源を持っておくこと
LINE証券ではLINEアプリを通して、様々な情報を手に入れることができます。
銘柄の選定や売買のタイミングを教えてくれるような有益な情報がたくさんありますが、ほかの証券会社の分析ツールを使用してきた身としては、ちょっと物足りないところもあります。
投資のリスクをできる限り下げたい人、投資にかける時間がある程度確保できる人は、
他の証券会社でも口座を開き、情報や分析ツールを活用しましょう。
口座開設の流れ
さすがLINEですので、郵送不要で超簡単に口座開設ができます。
1:LINEアプリでLINE証券にアクセスする
こちらのバナー、または下のリンクからLINE証券の口座開設ページにいきましょう

こちらをクリックしてもLINE証券の口座開設ページに飛びます
2:本人情報を入力します
3:スマホで身分証明証を撮影する
スマホで本人確認のできる身分証明証と顔画像を撮影すると、オンラインで本人確認ができます。
郵送での書類の受け取りなどはありません。
最短翌営業日から取引が可能!
おまけ:口座開設キャンペーンもあります
2020年4月29日時点では、下記のバナーにもあるとおり、今なら口座開設するだけで、株の購入代金がもらえるようです。
前述したカブコムの株を3株購入したら、6,000円ほどになるので結構大きいですよね!

キャンペーン期間中に口座開設が完了した方は、当社サービスのトップ画面に表示されるキャンペーン専用バナーから、キャンペーン専用画面へお進みください。簡単なクイズにお答えいただき正解されると、3株または2株分の購入代金を受取る権利が付与されます。銘柄選択画面内でお好きな1銘柄を選択し、「買う」をタップいただくことで、選択した銘柄の購入にご利用いただけます。株の購入代金の利用可能期間は、2020年3月5日15:00〜キャンペーン終了時となっており、それ以降はご利用いただけませんのでご注意ください。キャンペーンの終了日時は事前にLINE証券の公式アカウントから告知いたします。あらかじめご了承ください。
出典:LINE証券公式note
株式投資を始める人に知っておいてほしいこと

給付金10万円を株式投資で増やせる人
まず初めに。
今回の給付金10万円を一部でも、現在の生活費に充てなければいけない人は、この記事で紹介する”10万円を10万円以上の価値に増やす”やり方にはあまり向いていません。
この記事の内容に向いている人は、
「コロナショックで家計に影響はあるが、当面は今までの蓄えや稼ぎでやっていける。しかし、アフターコロナの世界がどうなるのかもわからず不安である。なんとかしてもらった10万円を上手に利用したい」
という方です。
もう少しポイントをしぼって具体的に言うと次のとおりです。
給付金10万円は生活費でないこと
つまり、今回の給付金10万円は「自分にとって”余剰金”であり、すぐに使う当てはないが、将来を考えると銀行で寝かしておくだけでは不安なので、増やしたいお金」であることがポイントです。
これによって、
今回のコロナショックのような歴史的な市場の乱高下にも、
動揺せずにリスクを抑えて運用できます。
自分をコントロールできること
投資はギャンブルではありません。感情や当てずっぽうでお金を動かしていると、資産は増えないどころは減ってしまう危険もあります。
市場が多少変動しても、のんびりと構えていられる余裕が必要です。
今回のコロナショックによる歴史的な株価の変動は、誰にでも影響を与えます。しかし、焦らないことが何よりも重要です。
成功している投資家は、絶対に焦りません。
ニュースや情報、噂話に反応できる
正直、今の時代に毎日新聞を読めとは言いません。けしもちも購読していません。
しかし、ネットでは幅広く情報を取ります。日本だけでなく、海外の情報にも目を向けます。堅苦しいニュースばかりではなく、エンタメ系情報も重要です。
家族や友達、会社の同僚などから得られる噂話や日常の出来事も大切な情報源です。
こういう情報に自然と反応できることがポイントになります。
まとめると、
- 給付金10万円は余剰金である
- 自己コントロールができる
- 情報収集が好き、得意
が、株式投資で10万円を増やせる人になります。
間違っても、次のワードに反応してはダメですよ!
- 楽して稼げる
- 誰でも(何もしなくても)稼げる
- リスクゼロ
- すぐに稼げる
そんなもんは、ない!
株式投資をするなら今
株式投資は、そもそもリスクが高いし、まして今の時期はコロナショックで大暴落しているから投資するのは危険では?という考えがあるかもしれませんが、それは正確ではありません。
リスクは自分でコントロールできる
前述したようなポイントを念頭に、最後に書いている「けしもちからのアドバイス」をうまく利用すれば、リスクは管理できます。
むしろけしもちは、株式投資は小額から始められるほかのメジャーな投資よりもリスク管理しやすいと考えます。
例えば、
仮想通貨
インターネットさえあればどこでも誰でも始められるし、小額でもOK。
大きく値上がりする可能性もあれば、大暴落や価値がゼロになるリスクもある。
値動きの根拠が曖昧で、市場変動を予想しにくいので、上級者向け。
FX(外国為替取引)
レバレッジ(少ない元手で多くのお金を動かす)があるので、儲けが大きい反面大きな損失が出る可能性がある。
世界の動きに敏感だったり、強靭な自己管理力が必要。
という感じです。
個人的には、仮想通貨は何が起きるかわからないし、FXは世界情勢に大きく影響を受けるので、安心して投資しにくいと感じています。
対して、株式投資は自分が出した金額以上は基本的に損をしませんし、私たちの身近にある”企業”という存在に対して投資をするので、情報を得やすく、
この先どうなっていくのかという予想をつけやすいのが特徴です。
始めるなら今がベスト
コロナショックで世界の株式市場は混乱しています。具体的言うと、2008年のリーマンショック以上に暴落しています。
これを見ると、「株はリスキーで今投資するなんてとんでもない!」と思うかもしれません。
しかし、究極のことを言うと、株は上がるか下がるかしかありません。
そして、下がったものは上がります。
さらに、今の状況のように下げ幅が大きいほど、上がってくる確率と幅が大きくなります。
通常、株を保有している人は、自分の持っている株が利益を最大化できる株価まで上がっているか?、または買おうとしている株が買いごろまで下がっているか?、を考えておかねばなりません。
ですので、平時の株式市場に参入する場合には、得られる情報や状況の変化から判断する売買のタイミングがたくさんあって、ビギナーには大変です。
しかし、今から株式投資を始めるみなさんはシンプルです。
ほぼ世界中すべての銘柄が下がっている今、
上がるタイミング=買うタイミングだけを見ていればいいのです!
こんなにおいしいタイミングはないかと思います。
もうひとつ、ワンポイントアドバイスとしては、
底値で買う必要はない!ということです。理由は次で紹介します。
株式投資のキホン
状況をよく見極めて、多少の株価の動きに惑わされずに、先を見据えて買うまたは売る判断をする。
これが株式投資の基本ですが、抽象的で分かりにくいので、実際に株式投資をする際に大事したい3つのポイントを具体的&簡単に説明します。
株価の動きを表すチャート

これがローソク足というチャートです。期間を変えたり、1日毎の動きを表す日足から月毎の動きを表す月足などいろいろと種類を変えられます。
これが読めると、売買のタイミングを教えてくれるサインがわかるようになります。上の画像で言うところの黄色の丸。
これを見つけられるかがポイントですが、実は多少予想が外れても問題ありません。
なぜなら、ある程度の値動きの幅の中で売買すれば利益が出るので、必ずしも一番の底値で買ったり一番の高値で売る必要がないからです。
もう少し簡単に言うと、ひとつの山と谷には必ず両側に売買のチャンスがあるので、そこを狙えばよいということです。

頂点が現れたり、谷の底が見えてから売買してもいいので、ビギナーでも売買のタイミング見えて安心ですよね。
会社情報を得るための四季報と会社のHP
どこの企業の株を売買するのかを決めるには、その企業がこれからも成長していくか、魅力的な配当を出しているかなどの情報が大切になります。
基本的な情報は証券会社の提供している情報や四季報を確認すれば出てきます。

それに加えて、関心のある企業のホームページを確認し、どういう商品やサービスを展開しているか、またはこれから展開しようとしているかを調べます。
自分の好きな商品やサービスを提供している企業であれば、自然と情報も入って来るし、自分で調べよう!という意欲もわきます。
ですので、
どの株を買うか、どの企業に投資しようかと迷った場合は、
”自分が興味や関心のあるサービスを提供している企業”
を選ぶことをおすすめします。
また、最近ではESD投資やSDGs指標というものも、投資する際に重要なポイントです。
詳細は別記事またはほかの専門サイトに譲りますが、簡単に言うと、その企業がどれほど社会的に貢献出来て、従業員や顧客、環境を大切にし、コンプライアンスを遵守しているのかを確認して、評価できればその企業に投資するというものです。
その評価が、なぜ企業の売り上げアップや規模拡大と同様に重要視されているのかというと、社会に貢献したり、従業員、顧客、環境、地域社会を大切にし、コンプライアンスを遵守している企業は、周囲からの評価が高くなり、社員のモチベーションも高く、不正や汚職とも無縁なので、安定して安全な長期的経営が可能である、ということになるからです。
これから株式投資を始めようとしている方は、企業の基本情報と同様に、
この”企業の社会貢献度”にも注視して銘柄選定をすると、
成功する確率が高くなりますね。
業界の動き(ニュース)
ある企業の株式を購入する際や売却する際には、その企業の動きだけを見ていてはいけません。それはよく言う”木を見て森を見ず”です。
業界全体の動きを追っておく必要があります。また、世界のいろいろなところで起こっている政治的、経済的、その他の動きに注意を払っておきましょう。
おすすめは、スマホのニュースアプリです。
日本のニュースだけでなく、イギリス、中東、アメリカのメディアが発信しているニュースを追えると他の人の先を行けます。



また、それぞれの業種には特徴や特有の動きがあります。
例えば、内需株と呼ばれる業種は事業の基盤が国内にあるため為替や国外の影響を受けづらいと言われています。
また、コロナショックにより、現在は空運業が相当厳しい局面にある反面、保険や医療関係は上がっていく傾向が見られます。
このような業種ごとの特徴や傾向をみるようにすると、リスクを避けることができます。

株式投資の基本のきを簡単シンプルに書きましたが、実際に株式投資を始める方は、
絶対に、必ず、間違いなく、自分の中で基本と位置づけられる株の参考書を購入してください。
本自体は検索すればいくらでも出てきますし、3か月もすれば入れ替わっていきますが、基本とするところは私が株を始めた15年前と大きく変わっていません。
最新情報を取りつつも、株取引の基本となる参考書を手元に置いておきましょう。
現在のおすすめはこちらの本です。
けしもちからのシンプルアドバイス
最後に、15年間株式投資を続けているけしもちの最近のお話をします。
2019年にヤフーから屋号を変更したZホールディングスの株を保有していました。一時期は+30万円ほどになっていましたが、目標を40万円と考えていたのでキープしていたところ、コロナショックで世界中の株が暴落しました。一時は-10万まで下げました。
しかし、特に慌てずのんびり構えておいたことで、結局+2万で手じまい。
「30万円の儲けがなくなった~!!」とは考えません。前述したとおり、慌てずに、落ち着いて市場を見れば、大暴落の後にはいくらかの戻しがあることはわかっていたので、とりあえずマイナスにならないところで売れたことで良しと、大きく構えられます。
けしもちから、シンプルなアドバイスを3つだけ。
- 買う時には1年以上持っていてもいいつもりで。
- とにかく口座を開けて取引を始めてからも勉強しつづける。
- 欲張らない。初心は小遣い銭稼ぎ。
これらを守っていれば、
配当と売買の利益で、月に1回の飲み代や年に好きなITガジェットの購入
に充てることはできますよ。
